おりづるの旅　―さだこの祈りをのせて

作：うみの　しほ

絵：狩野富貴子（かりの　ふきこ）

発行年：2003年8月6日

発行者：株式会社PHP研究所

ISBN：4-569-68405-X

ジャンル：絵本

 

＜本のご紹介＞

　1945年、広島の街で2歳の時に被爆し、原爆症のため12歳で亡くなった佐々木禎子さん
と、彼女の死を受け立ち上がった子どもたちの物語です。
　禎子さんは入院中、病気が治ることを信じて鶴を折り続けました。何の罪もない少女が
一発の原爆の影響によって、何年もの時を経て命を落としたという事実は、原爆の恐ろし
さを強く訴えています。彼女の物語は、折り鶴と共に世界中に広がり続けています。

　この絵本が、世界中の子どもたちに平和のために立ち上がる勇気を与えることを願って
います。

 

＜サダコの絵本プロジェクト担当 山本真左美さんからのメッセージ＞

　現在、絵本「おりづるの旅　－さだこの祈りをのせて」は、33の国と地域の言語に翻訳
されています。この翻訳には、私たちと同じく平和を強く望む、広島を訪れた人々や留学生、
そして世界で活躍する日本の若者たちが関わってくださいました。そして、多くの人々の
手から手へとつながり、世界中で読まれています。今後もこの絵本の多言語化を進め、今も
紛争や自然災害など困難な環境の中にいる子どもたちへもこの物語を届け、勇気と希望を
届けたいと思っています。

 

＜購入方法＞

日本語：書店等でお買い求めいただけます。

その他の言語：ANT-Hiroshima( https://www.ant-hiroshima.org/secure/inquiry.html )にお問い合わせください。