2020.06.09 書 詩集 種芽花実
書 詩集 種芽花実
著者:藤岡耕二
発行年:2020年1月15日
発行者:瓜谷綱延
発行所:株式会社文芸社
著作権者:Koji Fujioka
ISBN:978-4-286-21208-1
ジャンル:詩歌、書
<本のご紹介>
タイトルでもある「種芽花実(しゅがかじつ)」とは、「種をまき芽が出て、花が咲き実をつける」という生命の誕生の厳しさと素晴らしさを表現した言葉です。
著者である藤岡耕二さんは、生後6か月で脳性麻痺と診断されました。養護学校高等部時代から絵を描き始め、その後、障害が重くなリ、絵が描けなくなってから「書」という新しい表現方法と出会いました。
長い時間を経て、多くの人との出会いがあり、障害を「得た」と捉えて生きていくことができるようになりました。現在は障害者の自立を支援するピアカウンセラーをしたり、 ヘルパー派遣事業を行なうNPO法人を運営する傍ら、作品の創作にも励んでおられます。
世の中には、日常生活の中で何気なく通り過ぎてしまうけれど、忘れてはいけない大切なことがあります。多くのことを乗り越えられてきた藤岡さんだから書ける、力強くも優しさを感じる書とそこに添えられた詩が、その大切さを私たちに教えてくれます。
〈著者・藤岡耕二さんからのメッセージ〉
皆様、こんにちは!
私は、親しい皆さんから「こうさん」と呼ばれています。藤岡さんな〜んて呼ばれると、誰を呼んでいるのか?と思ってしまいます。
私がANTと関わりを持ったのは、ANTの理事長の朋子さんと出会った時からですから、ANTがまだNPOではなかった頃のことで、朋子さんの第一印象は、非常に歯切れの良い話し方で、それでいてサラリと自分の主張はアサーティブに的確に伝える女性だと思いました。
今から18年前、私が50歳記念に1冊目の本を出版した際も、「出版記念パーティをやろう」と朋子さんから言ってくださり、それから親しいお付き合いになって、ANTのスタッフさんと共にお世話になっています。
今年2冊目の本「書 詩集 種芽花実」は、私が重度の障害当事者として生きる中で、今年が自立40周年の節目であることと、まだ幼い5歳の娘に、何か形のある物を残したいという思いで出版いたしました。
そして皆様にも、この本を呼んで頂くことで、私が68年間生きて多くの人達と出会い、今の私自身をどうやって肯定できるようになったかを端的にお見せして、この不安定感ある世の中をどんな風に生きていけば、全世界の人達がお互いを尊重し合える社会を作っていけるのか? 本当に微力ではございますが、そのきっかけを作るお手伝いになればと私は思っています。
皆様、宜しくお願い申し上げます。
〈購入方法〉
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