2021.01.09 アンニョンハシムニカ李さんーこんにちは李さんー
アンニョンハシムニカ李さんーこんにちは李さんー
編著:李実根
発行年:1990年8月6日
協力:感想文編纂委員会
印刷:西日本印刷株式会社
紹介
第二次世界大戦中、広島、長崎に暮らしていたのは日本人だけではありませんでした。米軍捕虜や、東南アジアからの留学生など、多くの外国人も原爆の被害に遭いました。
1910年の日韓併合で日本の植民地となった朝鮮から、生活基盤を失った人々が、職を求めて日本に渡りました。また、多くの朝鮮人が強制連行や徴用によって日本で働かされ、敗戦時、日本には約300万人がいたといわれています。広島では、数万人にのぼる朝鮮人が被爆したといわれています。
この本を編著された李さんは、日本で生まれ育った在日朝鮮人2世です。ご自身も被爆者であり、「広島県朝鮮人被爆者連絡協議会」の代表を務めるなど、精力的に平和活動に取り組まれました。
この本には、李さんのお話を聞いた学生の感想がまとめられています。日本の加害の歴史を聞いた学生たちの率直な思いから、多くのことを学べる一冊です。